秋庭さんは複数の収入の柱を持っています。それは、はじめから計画し尽くしたものでもなく、地域の人と関わっていく中で、集まって来る情報や困りごとを解決しようと活動した結果カタチづくられていったナリワイでした。

〈意外とすぐにできる商品開発〉
取れ過ぎた鹿肉や生産過多のかぼちゃなど、素材を全量買取り、畜産物加工センターを利用して小ロットで商品を製造して「道の駅」で販路を確保。消費期限検査のいらない冷凍食品として販売するなど、リスクを軽減されています。

〈地域の人を巻き込む〉
開発する商品のパッケージをコンテストで募集するなど、開発の過程で地域の人に関わってもらうことによって話題をつくり、メディアにも掲載され販路開拓にもつなげています。

〈誰も損しない仕組み〉
三方良しといいますが、つくっている人/売る人も、買う人も、関わる人みなが喜ぶ仕組みをつくることを特に気にして組み立てているそうです。

〈自分でやってみる〉
自分自身が面白いとおもうことからはじめる、ということをお地域おこし協力隊のサポート活動でも言っているそうです。指示待ち、受け身ではなくて、自分で企画して始めることが魅力的な活動の第一歩。

などなど、ナリワイづくりに非常に参考になるお話を聞くことができました。